壁もソファもテーブルも全て白を基調とした清潔感のある、冷房の効いたとても快適な一室にあるダブルベッド。真っ白な、ふかふかした布団と、冷たいシーツの感触が生まれたままの姿に気持ちよく絡みつく。ずっと此処に居たい。部屋に1つだけ有る、この窓を開けた途端、さっきまで居た外の蒸し暑い外気に不快感を覚えるだろうけど、1枚の窓を開けるか開けないかと言うギリギリの心地良さとスリルが楽しい。そして、この上ない幸せを感じている。隣で抱き枕をしてくれている聖さんが私を抱いてくれた。男の人に抱かれる事って、こんなに素敵な行為だとは今の今まで経験した事が無かった。ずっと余韻に浸りたい。快楽の余韻と聖さんと生まれたままの姿で寄り添っている幸せに。私は、こうなる事を望んでいたのかもしれない。つい先程まで、緊張で大変な思いをしていて、会話もままらなかったのに、身体が繋がっただけで、言葉よりも心が繋がって私は安心している。カフェで向き合っていた時よりも聖さんがもっと近くに、吐息が聞こえて服を通り越して肌が触れ合っているという事に。


