「ぁ、あれ…」 「ん?」 俺は委員長が見ている方に、視線を向ける。 そこには… 本日3回目の告白をされている柚。 …またかよ。 「…行こうぜ」 「ぇ…」 俺は、柚にバレないように、校門を出る。 「ったく、告白なら人がいないところでしろっつーの」 「…」 「…委員長?」 「ねぇ…美術室にいたのって…」 「?」 「本当に… 女の子に追われてたの…?」