「…っく…ぐす…」


「玲奈…泣くなって…」


私を抱きしめる翔太。



幼馴染みの晶と悠生は大泣きしていて、


時雨と結羽は必死に涙を堪えてる。





「だって…」






「俺だって 嫌だけど…しょうがないだろ?」






翔太を見上げると瞳に涙を浮かべていた。








「ちゃんと…戻ってくるから…待っててね」







5年前


これが私たちのした約束だった。