拝啓、隣の席の完璧君。


「それはよかった。で、春夏冬さんは僕の隣が嫌なの??」

うん。また笑顔だけど 目笑ってないからね。大分怖いからね。

「い、いや!嫌って訳じゃないんだけど…。」

本当はとっても嫌です。

「だけど…何?」

「だ、だから…。たまには山田君以外の人とも隣になってみたいなーって。ね。うん…
あ!あれじゃん何故か私毎回廊下側か窓側で結果隣の席って山田君だけじゃん!や、山田君もずっと私が隣とか嫌でしょ?!ね!!」

一気に喋って若干酸欠気味ではぁはぁしていると

「ん?僕は全然嫌じゃないよ。」

なんてすっごい爽やかな笑顔で言ってきた。


な!!ぜ!!だ!!何故なんだ!!!
普通嫌だろ!!そろそろ気味悪いだろ!!

…なんて言う度胸はなく…。

「あははー。そっかー。じゃあいっかなー。あ、あははー。」

と、折れてしまう私…。

それを見てにこっと笑う彼…。

くそぅ!!忌々しい奴め!!
お前なんて大嫌いだ!!泣