「あぁそうだったか?すまんすまん。」

そう言いながら
鼻をほじっているこの担任は、
1㎜も悪いとは思っていないのだろう。

軽く、いや、
だいぶイラッっとくるけど我慢我慢。

早くこの状況を
どうにかしてもらわないと。

「で、春夏冬なんだ?」


「私また…………
山田君と隣の席なんですけど。」