「どこにいんの〜もう!」
あれから私たちは沢村を探していたがなかなか見つからない……。
「もういいよ帰ろう!」
麻衣がさっそくリタイアしようとした。
「そうだね、帰っちゃったかもしれないし……。」
私もさすがに諦めた。
「……もしかしたらなんだけど噂で屋上に沢村用の部屋があるらしいんだけど……。」
「………!?」
倉崎君が言うには去年から沢村の仲間たちがソハァーや家具を屋上に運んで沢村用の部屋を作ったらしい……。普段屋上は鍵がしまっているので中を見た者はいないと言われる……。
みんなはそれを『沢村ルーム』と言ってるらしい……。
「あ、あくまで噂だけどね……。」
「麻衣?行く?」
「………しょうがない、行ってみよう……。」
私たちは屋上に向かった…。
