「なんでいつもあんたは!」
とうとう麻衣がぶちギレて倉崎君に襲いかかった。
「痛い!痛てぇよぉ(T_T)」
「麻衣、辞めなよ。」
「麻衣ちゃん(T_T)……。」
「麻衣ちゃん言うな!気持ち悪い!」
「き、キモチワルイ……」
倉崎君は泣きそうになった。
「麻衣……もうやめてあげなよ…倉崎君去年から麻衣一途でどんなに可愛い女の子に告白してきても断ってきたんだよ?ちょっと愛情表現が苦手なだけであってけして悪い人じゃないからさ……。」
倉崎君は去年から麻衣の事で相談を受けている、倉崎君は本気で麻衣が好きって言う気持ちは私にもわかる。どんなに麻衣に殴られてもどんなに麻衣に嫌われても猛アタックしてきた……。
「麻衣……。」
「わかったよ、わかったわかった、メアドぐらいなら教えてあげるから……。」
「ホントに……?」
「ただし条件がある。」
