「あぁ気に食わねぇ!」
「麻衣、倉崎君の気持ちも少しはわかってあげなよ。」
今は昼休み、麻衣は倉崎君が生徒会に入ってきたことが気にくわないみたい……。
「おい、新生徒会ども。」
私たちは修三先生に呼ばれた。
麻衣は相変わらず倉崎君を睨み付けている……(笑)
「お前らに早速仕事だ!」
「なんすか?」
倉崎君が聞いた。
「今日沢村が来てるらしいんだけどよ、沢村探しにいってくれねぇか?」
『え!?』
3人の声がハモった。
「ほんとは俺がいくべきなんだけどよ、これから会議なんだよ、だから頼むよ。」
「む、無理だよ!なにされるかわかんねぇ!」
倉崎君の言葉に私はうなずく。
「大丈夫だ、ハハハ。」
何がハハハだよぉ。
「あたしは行ってもいいよ。ケーキがかかってるし。」
「麻衣……。」
「麻衣ちゃんだけに行かせるわけいかねぇ!俺もいく!」
え!さっきまで行きたくないって言ってた倉崎君まで……。
どんだけ麻衣の事が好きなんだ……(笑)
「よし、行ってこい!期待してるぞ新生徒会(仮)!」
そう言うと修三先生は会議室へ行ってしまった。
