――ガシッ 「離して!!」 「離さない。 今日はサボろう」 俺は彼女の腕を掴んで そう言っていた。 「陵斗! 今日は危険だって!! 何しでかすか、わかんないぞ!」 「大丈夫だ。」 大丈夫だ。 こいつはきっと しばらく落ち着かせれば 大丈夫になるはずだ。