『白雪?どうしたんだイキナリ!!』 「豊野のお嬢様がこんなにも 世間知らずだとは思っていませんでした」 『白雪。とりあえず落ち着け』 「私に失言した人間を潰せと言ったのは お父さんでしょう?」 『分かった。 とりあえず契約を切ろう。 それでいいか?』 「契約を切る? それってもう潰したも同然じゃない」 ――ピッ あんなに焦ったお父さん 初めて・・・。 それはそうか。 今まで権力を見せ付けた事なんて なかったもの。