_______________ 「さすがだな。 皇堂グループの次に 凄いだけある」 雪夜はそう言っていた。 私は荷物を持ちながら 一人ふて腐れていた。 「何でこの家も双子なの?」 「はぁ? そんだけでふて腐れてんのかよ」 「だって可笑しいでしょう!! 私と雪夜どっちかが この家の人間と結婚しなきゃならないって!」