「英才教育だったな」 「そうだよ。父さん。 まったくあのクソ婆は 大嫌いだったな」 そう言いながらも 雪夜は笑っている。 「どうして英才教育なのに 勉強しかしないのに そんな楽しそうなの?」 すると雪夜は一気に 顔を赤く染めた。 「うっせぇー。 関係ないだろう?」 「あぁ・・・なるほどね」 「母さん。 カンベンしてくれよ」 私は一人 クビをかしげていた。