「私は・・・初恋の人かと思っていた。昔『白雪姫』って呼んでくれた男の子・・・そして私は『王子様』って呼んでいた・・・。紳吾がその、男の子かと思っていた」




「そうか・・・・」



私は、心の中でいろいろ引っかかっていた。


連絡はどうして繋がらなかったんだろう・・・とか、本当にいろいろ。


でも言葉が出てこないのは、今、この状況が嬉しくて、嬉しくてしょうがないから。




「なぁ。白雪姫」



「えっ・・・・・?」



前も言ってくれた。


でも、何で今、言うの??



「俺も、初恋の女の子を探していた。今、分かった気がするよ。白雪姫は白雪だったんだ・・・・」



「えっ・・・?でも調べた時、私と陵斗は関わってる可能性は少ないって・・・」



「白雪のお母さんは、白雪の初恋の相手が俺。って知ってたんじゃないか?だから、俺のことが好きになる。なんていう確信があったんじゃ無いかな?情報は、白雪のお母さんが動かしてたんだ。大嫌いな権力を使って」