遠くから聞えたのは、ここにいるはずのナイ陵斗で・・・。



「陵斗!?」



「帰るぞ!!」



いきなり腕を捕まれた私は、目を!にしていて、ワケが分からず首を振っていた。



「チッ!」


陵斗は私の腕を離すと、紳吾を睨みつけていた。



「ずいぶんな演技だな」


「何の話ですか・・・?」



二人は目からビームを出すように睨んでいる。



「ちょっ!陵斗!やめて!」


「お前は騙されてるんだぞ?」


「何の話・・・・?」




私は陵斗に聞こうとした。


すると傍から・・・・



「陵斗さん。亜季という婚約者が出来たんですよね?
挨拶しにロンドンまで来たんですか?」