次の日。

はぁー。どうしよう。

黒崎くんと会いたくないよぉ~。

バスッ!

「あっ!ごめんなさい」

学校に行く途中、昨日のことを思いだしバタバタしてしまい二人組の男の一人にぶつかってしまった(°□°;)

「いってぇなぁー。なにすんだこの野郎!!」

「おっ!なかなか可愛いじゃん。」

「おっ!まじでラッキー!ぶつかった謝礼として一緒に遊ぼうよ。」

なにこの人達…。

ニヤニヤして気持ち悪い。

「学校があるんで無理です。」

「いいじゃん学校なんて!ほら行こっ!!」

一人の男が手を掴んできた。

いっいや!!

誰か、誰か助けて!!!

ガン!

目を瞑った瞬間だった。

私の手を掴んでいた男が地面で伸びていた。

「大丈夫か?」

そう言って私を助けてくれたのは、黒崎くんだった。

「おい!ふざけんじゃねぇぞっ!!」

黒崎くんは、殴りかかってきた残りの一人のパンチをかわし右ストレートを相手に食らわした。

「はぁ。なにしてんの。俺が助けなかったらどうなってたとおもうの!!」

ぎゅ!!

安心したのか黒崎くんに抱きついてしまった。

そんな黒崎くんも一瞬驚いたものの私が泣きやむまで優しく抱きしめ返してくれた。





………………。

えっと…。我にかえってみると、とても恥ずかしい状況です。

「えっと。黒崎くん。もう大丈夫だから。」

放して、そう言おうとした瞬間。

チュッと前とは、違って唇に軽いキスを落とした。

「俺の前で泣いたお前が悪い。」

そんな意味不明なことをいいながら妖艶に微笑んでいる黒崎くんがいた。

ドキッ。

?????

自分でも顔が赤くなるのがわかる。

そんな私に気づかない黒崎くんは、私の顔を除きこむ。

(°□°;)

急いで顔をそらしたが遅かった…。

目をキラキラと光らせて私を見てくる。

………。

どうしよう。

「そんな顔されたら俺、期待するよ。」

再会して2日しかたってないのに心のどこかで期待していいよと思っている私がいる。


結局、学校まで黒崎くんと一緒に行くことになった。