恋愛講習-赤点常習犯と初受講生-

「ほ、本当にそんな事言って大丈夫なのか?」


「たまにはガツンと言ってあげるのも友達として重要な事だよ。」


ニコッと言われた。


友達じゃないし言った後が面倒だが陽翔は流れで言う事にした。


さっきのチャラい男に近付いて…。


「おい、三木。お前は自分の姿を曇ってない鏡で見た事があるか?もし見た事があるのならお前の目は盲目だ。自分の価値も分からない奴は俺には一生勝てないぞ。どうしても勝ちたいなら整形してから来い。俺はそれまで待っている。」


教室内の時間が止まった。


今まで気にしていなかった人達も注目している。


するとチャラい男は…。








白くなり一切動かなくなった。


教室内にいた人達も口が開いたまま塞がらなくなっている。


「だ、大丈夫か?悪い!!俺も少し言い過ぎたと思う。だから普通に戻ってくれよ。」


陽翔は慌てて機嫌を戻そうとしていた。


しかし、一向に戻らないので眼鏡の男に助けを求めた。