恋愛講習-赤点常習犯と初受講生-

この発言は一部の女子から反感を買って以来言わなくはなったが…。


次に名前も暑苦しい熱血健康男児である炎慈剛丸(えんじ たけまる)。


俺はタケって呼んでる。


こいつとは高校1年の時に体育祭で知り合ったんだ。


騎馬戦で対戦相手だったんだけど正に一騎当千って感じで自分のチームがボコボコにされてたんだけど一応俺は粘ってた訳で、そしたら白熱し過ぎて殴られて気絶して…看病されたのが出会いだ。


こいつもそれから妙にライバル意識持たれて何かと勝負してくるんだ。


色んなスポーツやってたみたいで運動神経抜群、ガッチリとした体、健康的な黒い肌、運動をするために生まれてきた奴で正直肉体的勝負じゃ勝てない。


その代わり反比例して頭が非常に悪い。


赤点常習犯で今までギリギリ進級してきた。


俺の事を『ヨウ』って呼ぶのも陽翔が読めたくて『陽』→『ヨウ』と呼ばれている。


何回も説明したがもう諦めたよ…。


因みにタケと三木は非常に仲が悪い。


互いに自分の美意識を持ってるし『陽翔を倒すのは俺だ』って思ってるだろうし、致命的なのはタケが物事をストレートに言うところだったりする。