「鈴ー。部屋行って寝てていい?寝足りない」
「授業中寝てた奴が何を言うか」
「授業は寝るためにある!!」
「何言ってんねん」
「とにかく寝るから。運転するんだから許して。」
「…せめてジャージで寝てな、制服しわくちゃなるし」

学校の体育で使ったジャージだけをもち、「はいはーい」と言って部屋を出て行った。



先程言い忘れていたけれど、車の場合黒鷹が運転することになっている。

私は証拠写真などと共に新聞各社に送るメール作成するし(任務終了後白鷹のワンクリックで新聞各社に送信される)、鈴とクロは車内で任務の準備するし、空いているのは黒鷹しかいない…。
故に仕方なく黒鷹は運転している。
安全運転では決してない。今まで怪我人0は奇跡としか言いようがないくらい…。
黒鷹は高2、つまり18歳未満なのに運転ができるのは、中学生の時に親が乗ってるのを見て覚えたらしい(親はあんな手荒い運転はしない)。
※18歳未満は車の運転は禁止されています。絶対に真似しないで下さい。

スピードはすごい出すし、縦揺れ横揺れ全て激しいから常に酔いそうだが、いつも吐く一歩手前で到着する(一様もしもの為に袋は常備してある)。
そんな状態で普通に盗んでこれるんだから、鈴とクロはたいしたもんだ。