今日はえらく晴れた日で、それはそれは眠れと言われてるのではないかと思うほどに晴れていた。


学校の窓側の席、5時間目の世界史の時間。
寝ろと言われてるのではないかと錯覚してしまうほど、心地好い空気が流れている。

先生の声が子守唄に聞こえるとはこのことか、と実感する。重たい瞼に逆らって目を必死に開けようという気にもならない。
同じ高校生でこの睡魔に勝てるような奴はこの世に存在していないと思う。

もうここまで眠ければ先生に申し訳ない気持ちすら現れない。
ノートは今度誰かに見せてもらおう。

そして私は授業開始7分後、瞼に従って眠りについた…。