「お前…このままでいいのかよ」


教室がしんと静まった。


私は頭を抑えられているので悠希がどんな顔をしているのか見れない。




しばらくすると


私は原田くんから解放されて、悠希の胸のなかにいた。



「お前のせいで麻央ちゃんは苦しんでんだぞ?」


原田くんは私の気持ちを分かっているかのように話した。