『そういうと思って テーピング買い足しました 明日の練習前に テーピングしますね』 あんなに幼いやつだと思っていた里愛ちゃんに、今日は励まされてる気がする。 里愛ちゃんは、特別なことをした訳ではない。 なぜたかわからないけど、なぜか、安心感のようなものが生まれてくるんだ。 俺は、里愛ちゃんに電話をかけた。 沙那以外の女のコに自分から電話をするなんて、相当大事な用事以外、初めてだろう。