*――――――* 部活も頑張り、沙那とも仲良くやり、充実した毎日を過ごし、もうすぐ夏休みだ。 春の大会は、惜しくもあと一歩のところで県大会を逃した。 そして、キャプテンや、あの優しかった小林先輩たちが引退してしまった。 俺は新しくキャプテンに任命された。 夏休みが近付くにつれて、練習はキツくなっていくけど、本当に楽しくすごせていたんだ。 あの日が来るまでは…。