数分して、また携帯が振動した。 逆井先輩からのメールだ。 『いつもテーピング ありがとな 明日からも頼む』 逆井先輩…。 『いえ!! あたしの方こそ いつもなにかと お世話になってて… 感謝です』 受信から数分して、また返事を送った。 逆井先輩との距離が近付いていく気がして、なんだか嬉しい。 でも…。 その分、脳裏には沙那さんの存在がちらついた。