「え?いや、全然。」 「俺、里愛と喋ったの昨日が初めてだし。」 そう言ったあたしたちを見て、茉奈は首を傾げた。 「名前で呼びあってるし、1日でこれだけ仲良くなったってこと?」 「ん〜。そおゆうことっ!」 そう言って秀があたしの頭の上に手を乗せたときだった。 「秀、おはよ♪……里愛ちゃんと、茉奈ちゃん…?」 「あ、うん。おはよ♪」 依緒ちゃんは、少し悲しそうな表情を浮かべた。