素直になれば



「またユニフォームを片付けるときとか、また先輩を頼らなきゃいけなくなっちゃいます…。それは、申し訳ないので、筋肉つけて、あれくらい持てるようにします!」





あたしが笑うと、逆井先輩も笑ってくれた。




「里愛ちゃん、面白いね!筋トレなんてしなくても、俺がまた助けるって♪」





「え?」





ドキッと心臓が跳ねた。





「なっ?」




そう言って笑う先輩は、すごく爽やかで、かっこいい。