「なぁ大樹

なんて書く?」

一番に大樹の机に近づいてきたのは真人だった

「正直なんてかけばいいかわからない」

と大樹は素直な感想を真人にもらしていた

「だよな

クラス一緒でも

松田さんのことあんまり知らないしな」

「おれも

おとなしい子だったよな」

「いっちゃ悪いけどさ

こんな手紙はやくおわらせて

せっかくの自習なんだから遊ぼうや」

「そうだな

でもおれ手紙だけはちゃんと書くわ」

「おっ

男前は違うねぇ」

「うるせぇ

真人もちゃんと書けよな」

「へいへい」