涙色のlove story




耀介が出て行った病室は

なんだかさっきよりも広く思えた。






今夜はなんだか眠れない。




居心地の悪いせいもあるけど、


なんだかわからないけど
すごい・・・嫌な予感がした気がした。




結局瞼を閉じた2時間後の12時ごろに


あたしは眠りについた。








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「…っ。
 結仁―、結仁!!!!」



パチッと額に痛みが走った。




「ん~…痛ぁ~…。」


眉にしわを寄せながら目を開けると、

すでに耀介がいた。





「本当お前は寝坊女だなああ!!!
 もう12時だぞ?!」



「うっさいなああ~…
 今起きるってば―。」




ゆっくりと体を起こした。



「ちょ、耀介。着替えるから出て行って。」


「え、俺の扱いひどくね?!(笑)」


と、渋々言いながら耀介は病室を出た。