耀介が出て行った病室は
なんだかさっきよりも広く思えた。
今夜はなんだか眠れない。
居心地の悪いせいもあるけど、
なんだかわからないけど
すごい・・・嫌な予感がした気がした。
結局瞼を閉じた2時間後の12時ごろに
あたしは眠りについた。
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「…っ。
結仁―、結仁!!!!」
パチッと額に痛みが走った。
「ん~…痛ぁ~…。」
眉にしわを寄せながら目を開けると、
すでに耀介がいた。
「本当お前は寝坊女だなああ!!!
もう12時だぞ?!」
「うっさいなああ~…
今起きるってば―。」
ゆっくりと体を起こした。
「ちょ、耀介。着替えるから出て行って。」
「え、俺の扱いひどくね?!(笑)」
と、渋々言いながら耀介は病室を出た。


![[詩集] コイノカタチ.](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.774/img/book/genre13.png)