由佳は、学校に出てこなくなっていた。
朝あたしからメールをすると、昼過ぎにようやく「寝坊した~」という返事がくる。
そしてその後「明日は絶対行くから~」と言うけど、その約束はなかなか果たされない。
由佳のために取っておいた授業のプリントもだんだんたまっていき、渡す機会のないまま月日は過ぎていった。
連絡してもどうせ学校に来てない、と判断し、メールも送らなくなっていった。
そうして1ヶ月が過ぎていった。
梅雨も終わり、もうすぐテスト期間に入るという頃、久しぶりに由佳に電話をしてみた。
「もしもし~」
電話から聞こえる由佳の声は、眠そうで、今この着信の音で起きました、というような感じだった。
「もしもし! 由佳?? もしかして寝てた??」
「……。……あ、美雪~? 久しぶりぃ~」
「久しぶりぃ、じゃないよ!全然学校来なくて!何してんの!?」
「今寝てたよ~。昨日オールで飲んでてさぁ~。う~、気持ち悪い」
「ちょっと由佳ー!大丈夫!?」
ツーツーツー
切れてしまった。
朝あたしからメールをすると、昼過ぎにようやく「寝坊した~」という返事がくる。
そしてその後「明日は絶対行くから~」と言うけど、その約束はなかなか果たされない。
由佳のために取っておいた授業のプリントもだんだんたまっていき、渡す機会のないまま月日は過ぎていった。
連絡してもどうせ学校に来てない、と判断し、メールも送らなくなっていった。
そうして1ヶ月が過ぎていった。
梅雨も終わり、もうすぐテスト期間に入るという頃、久しぶりに由佳に電話をしてみた。
「もしもし~」
電話から聞こえる由佳の声は、眠そうで、今この着信の音で起きました、というような感じだった。
「もしもし! 由佳?? もしかして寝てた??」
「……。……あ、美雪~? 久しぶりぃ~」
「久しぶりぃ、じゃないよ!全然学校来なくて!何してんの!?」
「今寝てたよ~。昨日オールで飲んでてさぁ~。う~、気持ち悪い」
「ちょっと由佳ー!大丈夫!?」
ツーツーツー
切れてしまった。
