「そうだけど!!!」
言わないなんて、ひどいじゃない。
そう言いそうになって、慌てて口を塞いだ。
あたしには、そんな事を言う権利はないし、圭太にも、あたしにそんな事を言わなきゃならない義務もない。
「黙っててごめん。隠してたわけじゃないんだけど、何となく言いそびれて……」
「でも、あたしには聞いたよね?
彼氏出来た?って聞いたよね?」
「うん。好きな人ができたから別れる、って言われたから、そいつと付き合う事になったのかなと思って……」
そうだった。
確かに別れの理由はそうだった。
言わないなんて、ひどいじゃない。
そう言いそうになって、慌てて口を塞いだ。
あたしには、そんな事を言う権利はないし、圭太にも、あたしにそんな事を言わなきゃならない義務もない。
「黙っててごめん。隠してたわけじゃないんだけど、何となく言いそびれて……」
「でも、あたしには聞いたよね?
彼氏出来た?って聞いたよね?」
「うん。好きな人ができたから別れる、って言われたから、そいつと付き合う事になったのかなと思って……」
そうだった。
確かに別れの理由はそうだった。
