"嫌なんだよ!!お前が犠牲になってデートするのが!!"
え?
なんで?
今度は私がその場から一歩も動けなくなった。
本当に何事だよ。
なんで金田が嫌がるんだ。
ピタッ
「ヒィッ!!!??」
頬に走る冷たさ。
それはギンギンに冷えたペットボトル。
「なんや熱中症か?リュー。」
「おぉ…茜、真衣…」
「リューちゃん、大丈夫?真っ赤だよ?」
真っ赤?
自分の頬に手を当てると確かにほんのり熱い。
まだ私運動してないけどな…。
「リュー風邪か?珍しいこともあるんやな~!」
「風邪…そうだ金田っ!!」
思い出したように言葉がでる。
金田今熱があるんだった!!!
"言うなよ。誰にも!!"
「…っ!!」
「金田くんがどうかした?」
「…いや…別に…」
アイツ私の為に、熱まで出して頑張ってんのか?
なんでだよ…
そこまでする必要ないじゃん。
「あんたおかしいで?テントん中で休めや、これあげるから。」
茜が私にさっきのペットボトルのお茶を渡した。
真衣はぐいぐい私を押してテントへ向かわせる。
「あ、ありがとう。」
さっきのテントにつくと、私は顔にずっとペットボトルをつけて冷やした。
必死に火照りを冷ました。


