昼休み。
弁当を真衣と茜と食べていた。


「はあ、今日生徒会行きたくない。」

「なにゆーとんねん。あの秘密の花園に入れるだけでアンタ幸せなんやで?!」

「…茜ちゃん、三嶋くんのファンだからでしょ?」

「あんね茜。大輔は生徒会の母だから。特に金田の。」

「その包容力が素晴らしいんやで?分かっとらんなぁ。」


茜は入学当初からの大輔ファンらしい。
一度優しくされたらしい。
茜が階段でこけた時に、偶然前にいた大輔がキャッチ!
ドキッきゅんっ
だったらしい。
あ、ちなみに七海は夏目先輩派。


「今日生徒会サボっちゃおっかな…」


そんな風に私はぼやいた。













てなわけで、生徒会をサボることにした。
そういえば、私が生徒会入りたてのころ…まあ一月前、私はなんとか会長から逃げようと何度も帰ろうとした。
だが…


「ん?栗原さん?そっちは校門ですよ?」

「…!!!!!」


こんな風にバッチリ見つかる。
ていうか、校門の前に立ってる。
もちろん、私がサボることは誰にも言ってない。


「わかりやすいんですよ、栗原さん。」


そういうと、私を片手で抱えた。
あれ?デジャヴ!?
沢村会長はにこりと微笑みながら黒い雰囲気を飛ばしていた。