「次は僕ですか!?」

「そうだね。シンの恋バナ気になるー!」


内心赤丸が一番JKに見える。
現にクラスの女子と同じオーラを醸し出している。
佐々木はうーんと悩んだ。


「僕も付き合ったことはないです。」

「えーつまんなーい。」

「だからお前はJKか!」


次第に私がこの部活でのツッコミになってきている。
赤丸はボケ垂れ流しだからいけない。


「女性のタイプとかのよくわかんないですが…でも年上の女性にアピールされます…」

「…年上…うらやましい!!」

「赤丸、黙ろう。私も止められないよ。」

「で、どんなアピールされたの?」

「き、キスしようって。」

「き、キス!?/////」


真っ赤になる私。
破廉恥な年上だな!!
あたふたする私をみて、黙っていた3年生ズが頭を上げる。


「意外ですね…栗原さん、男慣れしてるのかと思った。」

「へ?」

「リューは…恋愛経験が浅いのか?」

「ああ確かに!2年間でリューちゃんの噂は聞いたことないなぁ。」

「えぇ!?」


みんなの視線が私に集まる。
待ってくれよ!
佐々木の話は何処へ行ったんだよ!
まだ私の番じゃないだろう!!


「リューちゃん、付き合ったことは?」


赤丸が満面の笑みで近づいてくる。
やべぇ、こいつ楽しそう!!