【竜希side】
あのあと部下みんなで抑えて、やっとのことで沈下した。
全く横暴な家族だ。
今は父ちゃんの向かいに私と金田が座っている状態だ。
「取りあえず竜希、その男は誰だ。」
「えーと学校の知り合い。」
「知り合い程度であそこまでの馴れ合いをするのか、今の高校生は。」
「いや、組長さん。俺は栗原さんに対し、いろいろ誤解していたらしく、それを解くためここに来ました。でも彼女自信、その秘密がコンプレックスだったようで」
「だああああ!!!そんなのどうでもいいわ!!言うな金田!!は、恥ずかしいだろ!!」
人前で泣くなんて何年ぶりだよ!!
そんなことをみんなに説明する必要ないだろ!
「怪しいよ竜希!!」
「お前は黙ってろ隆樹!!」
「く、組長っ!!少しいいでしょうか!!」
さっきまで立ってるだけの轟が口を開いた。
なんだかわからないが滅茶苦茶眉間に皺がよっている。
「なんだ轟。」
轟はスタスタと金田の方に近寄ると正座で深々と頭を下げた。
「先日は申し訳ございませんでした!!立花の鬼である金田様と拳を交え、自分の未熟さに気がつきました。図々しいとは思いますが、栗原組の傘下に入って頂けないでしょうか!?」
「「「「は?」」」」
まさか…いやまさか。
金田が…最近栗原組をコテンパにしてる高校生…?
いや、まさか。
「あれ、お嬢。そのために家に呼んだのではないのですか?」
「は、初耳だ!!」


