イケメン興味なし

女子力皆無

恋愛経験少ない

そんな私も世にいうJK。

そう、あれだ。

((きゃーっ!○○くんカッコイいっ!!))

((これ可愛いっ!!))

なんてな。

私んなこと出来るわけない。

そんな干からび青春をもう1年送ってしまっている。


「えー、拓明日遊べないのー?」

「代わりに今日、たくさんラブラブしような。」

「嫌だっ拓ってば!」


とあるいちゃいちゃカップルが私の隣をあるいて行った。


「ははは。あれがJKなら私は青春を放棄するよ。喜んで砂漠化するよ、ははは。」

「私もリューがあんなんなったら世界の終わりを望むよ。人類の為に。」


別に羨ましいとかじゃない。
全力で鳥肌だ。
サムイ。
そう言って私たちは帰路についた。


「ん、あの子は……」

「どうしました、会長?」

「いや……行こか、金田くん。」


そして2人の男子が呟いた。
私は知らなかったが…。


「あの女…どっかで……」