「剣道やめます。

失礼しました。」


そう言った。先生はずっと下を向いたままだった。

もうこれ以上話すことはない。

さよなら





「ねぇ、あなた、さっきあの花園の子が・・・」

「ぁあ、俺が上げたんだよ」

「そうなの?ビックリしたわ。急に二階から降りてきたから。

もうあまりあげないでちょうだい。

子供に何かされたら困るわ」

「あぁ・・・」