でも、学校で見た彼はさっきとは全然違っていた…
でもあたしは彼の優しさに惹かれた
彼の笑顔が大好きになった

だから、諦めない

「やっぱり樹里ねー、その諦めの悪さ」

親友の雅ちゃんが呆れながら言う
諦めの悪いって…

一途って言ってよ!

「何気に酷いよ、雅ちゃん」

あたしは頬を膨らます
それを雅ちゃんが突っついてくる

「別に諦めは悪いけどダメなとこじゃないわよ?
樹里のいいとこはそこなんだから!
自信持ちなさいよ」

雅ちゃんはすっごい美人!
今みたく笑ったら女のあたしでも惚れちゃいそう…