「宮瀬くん!
私、帰るね!」


早口でそういいカバンを掴んで走り出そうとした


けど


「まて」


ひきとめられちゃった…


「送る」


小さな声で少し顔を赤らめながら宮瀬くんは呟いた



「え…?」


「ほら、行くぞ」