外は冬で寒い寒い日だった・・・・

急ぎ足で会社帰り歩いていると呼び止められた。

「こんばんわ」それが勲と私の出会いだった。

突然のことでびっくりした。

「驚いた??」

南はいきなりのことで驚いた声をかけられるのはしょっちゅうなんだけど。

外見がタイプだった・・・・

「山本功って言うんです」

「仕事これから??」「いえ家に帰って、書類をまとめないと」

「そうなんだ」そういってなれた手つきで携帯電話を取り出した、「電話番号これだから」

そういって携帯を取り出し交換した電話番号にかけてきた。

(慣れてるなこの人)

さびしさもあってか・・・なんとなく電話番号を教えた。

家に帰ってからなにやってんだろう・・・と考えていた。

「私って軽いのかな?」

ずっとここ15年くらい彼氏がいなかった。

さびしさも入り混じって電話番号を教えてしまった。

次の日、電話かけてみようと思って電話をかけてみた。

「もしもし」「誰だかわかる?」