あの大喧嘩をした日から数日経って、真理子の体に異変が起きた。


「達樹…、あのね……………えっと…、あの…」

今じゃすっかり、仲良しだけど最近様子がおかしい。
なんだか、隠し事をしているみたいだ。


「なに?」

「…………あのね?あの…アレよ……アレ…」

「アレって?ハッキリ言って?」

「………あ、赤ちゃん……赤ちゃんが…赤ちゃん出来たの…」

「まじ!?」

「…まじ」

「あん時の…?」

コクンと頷いて、自分のお腹に手を置いた。

「…産んでくれるよね?」

「うんっ!」