一気に体温が上昇する。
自分でも、体中が熱くなるのがわかった。

「あら?真理子ちゃん?顔真っ赤だよぉ〜?」

楽しそうに達樹が言う。

「もう、うるさいっ!」


立ち上がり達樹に、背を向ける。

―…ドキドキする。



「真理子?」

「…こっち見ないでよ、どうせ真っ赤なんだから………」

「こっち向いて」

「やだ」


気付くと後ろから、抱きしめられていた。

「っ!?達樹?」

「恵寝たし………、いいじゃん」

「…だっ、ダメ…、恵が起きちゃ……っ!?」


達樹の手がいやらしい動きで胸を行き来する。

「…だめ………っ…」

「なに?感じてんの?」

「違うっ!……やぁ…」

「違くないじゃん」

「意地悪っ……」