美羽の友達は、ご飯を食べて無事に帰宅した。

やっぱり、ひなのは可愛いしモテんだよな。

今更だけど、すごい心配になってくる。

みんな寝静まった頃、ひなのが俺のベッドにモゾモゾと入ってきた。

「…ん?」

「………壱輝…」

「どーした?」

「怖い夢見ちゃった」


そんな可愛いことを言うひなのを、軽く抱きしめた。

「餓鬼みたいだな」

「……だって、怖いんだもん」


俺は、絡めていた腕を離すとひなのは、寂しそうな顔をする。


「………壱輝の意地悪」

「は?なにがだよ」

「……………………ぎゅってして…」

「しょうがねぇーな」


強く抱きしめる。
離れていかないように…


「…壱輝」

「「愛してる」」

2人の声が重なり合う。
そんな2人は、永遠に愛し合い続けるだろう。