おれは一気に間合いを詰めた

一発弾がこっちに向かってきたがもうそれをくらってやるほど優しくなくなっていた…

向こうが叫び声をあげたらしい

風の音と一緒に耳に入ってくる雑音をそれと認識した

けどもう関係ない

こいつらは人の痛みを知る必要がある

おれの持ってた剣は全体重をのせて鞘に包まれたままこいつが持ってるオモチャごと首をぶん殴っていた


剣の動きが止まれば体を回転させ今度は柄の部分で腹を突いた


それだけであいつはおれからなにかに引っ張られるように遠のき背中から落ちた

そしてあいつは泡をふいて墜ちていた