「杉本さん状況が状況だし呼び捨てで呼ばせてもらうよこれ強制だから」
「ごめん…」

「今は謝ってる場合じゃないよ
杉本は見つからないところに隠れてくれ
一旦二手に分かれるから」

「うち一人じゃ見つかるかも…!」

「言うと思ったおれが分からん場所に連れてってやるから」

駿の指示通り隙を見て走り出した


足音をたてないように

おれはエレベーターに杉本さんを連れ込みそこの天井に隠れさせた

我ながら名案と思った

次はおれが下までバイクを取りに行けばいいんだよな

窓から外に飛び出した

このくらい朝飯前

バイクのエンジンを回した

(駿次!)
駿の指示を聞き

おれはまたビルの中に入っていった


今度は様子見ではなく別の意味で…