あれから1カ月が過ぎて学校もまた日常に戻った…


しばらく出てこなかったが寝顔は元気だ

かわいい寝顔をこっちに向けてくるので水性ペンで落書きをしておいた


あてられたらおもしろいのに…

笑けそうで途中で考えるのは止めた



残念ながら…寝顔君はあてられたw


寝顔はもちろん何も知らなかった落書きのことは…


「なんだその顔は!」


クラスの奴らは笑いまくった(大成功)


クラスの女子のひとりが寝顔に手鏡を渡した

あ あのとき取り残されてたやつだ…

同じクラスだったんだなぁ

結構かわいいし…

寝顔もほんわかしてる顔に変わっている

「鼻の下が伸びてるぞ寝顔君☆」

「鐵!」

手鏡を貸した子がビクゥッてなったのを見て

「ほらせっかく手鏡貸してくれた子がビビりまくってるぞ?」
とその子を指差した

寝顔君は必死に謝ったが鼻の下が伸びてるからまるで中年のオヤジだ


その子は「え?あ…うん」と言って戻っていった

戻るときにチラッと目があってしまっておれもオヤジになるとこだった…


(ありゃ凶器だな…)