怪物がいるはずの後ろの窓が割れた!

クソ!

やっぱ動作が速すぎる!
もう見えなくなっちまった

おれは急いで跡を追うべくエンジンに無理な加速を要求したが

駿がおれに待ったをかけた…

(駿こんなときに何言ってんだ!)

(待ってください!やつは頭をなかなか使えます!

多分やつは逃げる素振りを見せて徹さんを室内に入るのを誘ってます!

いや…正確にはこの目の前にあるドアに入るのを…
いいですか?このドアをほうきにカーテンを絡ませガラスを中に仕込んでおきそれを室内に入れてみてください






ほうきをドアの向こう側に貫くように突いた

途端にほうきが重くなりほうきが手から放れひとりで勝手に踊りだしてしまった!

もし駿がいなかったらおれがあのほうきのようにバイクとハードな社交ダンスをキメるとこだったんか…


すぐさまもう一つほうきを取り出しどついてやろうとした


けど駿がまた止めた


(もういいですよやつは鐵さんと信じたモノを殺すのに必死で自分が血を流していることにも気づいてないはずです)

けどあのウロコ意外とやわいんだな

怪物がいなくなった後血を追ってやつを追いかけた