その怪物は後ろを向いてまだその存在に気づいていない生徒の首をそのデカい手で握りつぶした

このフロアのあちこちから目撃した奴らが悲鳴をあげた

おれはその声に反応しますます焦りの汗がだくだくと流れ出してきている
どうすれば…

どうすれば…どうすれば…どうすれば…!



駿は落ち着いて言い聞かせた

まずおれが落ち着いてくれと

んなぁこたぁ分かってる!


よく聞いてください少なくとも見た人たちはパニックに陥っています


多分見た人みんなのパニックがどんどん目撃者が広がっているハズです


一度にみんなを落ち着かせなければ他の人のパニックを周りにいたら正気でいられなくなります


まず放送室に向かいなさい!



その言葉に従うしかなかった

いやおれと駿の信頼がそうさせた

思いっきり走った


のどの奥が粘り気のある唾液で充満してもなお全力で走り続けた…