日が暮れるのが早くなったせいか
外はもう薄暗くなっていた。



ここでの話題もあたしの恋の悩み。
今度は2人きりだからなのか彼氏にも言えなかった自分の思いを素直に伝えられた。


落合君はそんなあたしの
話を優しい顔をして
「うん、うん」
って相槌をうちながら聞いてくれた。








彼氏に
素直に甘えられない。

ありのままの自分でいれない。

自分だけを見て欲しい不安な気持ち。

会話もぎこちない。



会う度体を求められる事・・。



自分の悩みの全てを話した。






そんな不器用なあたしを彼は分かってくれた。





「もっと甘えていいんだよ・・甘えたい時は甘えろよ!泣きたい時は泣いて、怒りたい時は怒っていいんだよ。


・・俺には甘えてもいいんだから。」





そう言ってあたしの頭をゆっくり自分の膝の上に乗せてくれた。




あたしは初めて自分が誰かに受け入れられたような気がした。
今まで感じたことのない安心感に包まれた。








素直になれないあたしが
ずっと欲しかった言葉・・。













ゆっくり頭を上げると
優しく微笑む彼と目が合った。



あたしは彼から目が離せなかった。





少しずつ顔が近づいてきてあたしはそっと目を閉じた。

唇が優しく触れ合った。














この日からあたしの気持ちは変わったのかも知れない。