「ただいまぁ...」
誰もいない。
あたしのお母さんとお父さんは、北海道で暮らしていて、ここには、年に1・2回しか帰って来ないんだ。
おばあちゃんが亡くなってから、ずっと一人で暮らしてるけど、もう寂しくなんかない。
慣れちゃった。
今日は、入学式だけの午前学校だったから、帰りにユイとプリ撮りに行って、ご飯食べてきた。
「疲れたぁ」
もう7:00だし、お風呂入って寝よう。
「はぁ...やっぱお風呂はいいなぁ」
お風呂が疲れたあたしの体を癒してくれる。
ほかほかと、とても気持ちいい。
今日1日を思い出してみる。
すると、智矢のコトを思い出してしまった。
「きゃぁっ」
一瞬で顔が赤くなったのがわかった。
胸が高鳴る...
お風呂からあがっても、頭の中は智矢でいっぱい。
どうしちゃったんだろう、あたし...。
思い出しただけで顔赤くなるとかぁ!
恥ずかしいよぉ。
「あ、そうだっ! ユイにメールしよう」
カバンから携帯を取り出して、ベッドに横になる。
ユイなら、きっと相談にのってくれるだろう!
高速で打ち、30秒で送信!
と思ったら、30秒でユイから返信が...!
「えとえと... !?」
≪それは恋だねっ(^ω^)b≫
「…」
あたそ、恋しちゃったんだぁ...。
