歯を磨き終わって、鏡をチェック。

あ、ニキビ!なんてこと!

急いでおでこのそいつをコンシーラーで隠す。


がっつりお化粧なんて、気合い入れているみたいで恥ずかしいから出来ないけど、せめて、ピンクのグロスを塗る。


君の前では、少しでも可愛くいたいの。


アイロンで伸ばしても、右側の髪のハネが直らない。

君に、また天パだってからかわれるかな。

うん、まあ悪くはない。

なんてね。

ああ、なに話そうかな。

とりあえず、君の元へ。

自転車で、15分。

二人のいつもの場所へ。

まあ、イコール、マックなんですけど。

オシャレじゃなくってもいいの。

だって、そこには、

君がいるんだもん。



早く、早く、君に逢いたい。



*私、今なら時速30キロ出せるかも。*