キョウスケの妹―――……!!?




――――

――


「はぁ」


あたしは盛大にため息を吐いてその派手派手ヒョウ柄ブラセットを戻した。


「“あの”キョウスケの妹っつったら―――」


『顔はまぁふつー。ふつーに可愛い』何て戒は言ってたけど、




キョウスケに似てすっげぇ美人に違いない。


前に、何かの話の折に戒から聞いたことある。


鷹雄の姐さんも、かなりの美人だって……


そんなことをぼんやりと思い起こしていると、


「あ!これ可愛~い♪」とリコがはしゃいだ声をあげて、あたしに下着セットを見せてきた。


どうせまた派手派手どエロのだろ?


そんなことを思いながら見ると、


「あ。結構可愛いかも」


リコが持っていたのは、淡いブルーのブラで胸元と肩紐にフリルとレースがふんだんに使われていた。


色も戒の好きそうな色だし、しかも


「なんかこれエプロンっぽくね??(笑)」


「朔羅エッロ~い♪♪」



なんてリコと笑い合っていると、





「お嬢?」







と聞き覚えのある声で、あたしは顔を上げた。